恋愛テクニック! ドア・イン・ザ・フェイス・テクニックを使って交渉しよう

過去に、返報性の原理という人間心理について書きました。

それを応用した交渉術として「ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック」と呼ばれるものがあります。

余談ですが、マーケティングと人間関係は密接な関係にあります。

この2つが両輪であると理解できている人ほど、仕事も人間関係も上手くいきがちです。

今回紹介するテクニックも、恋愛はもちろん、ビジネスなどでもご活用ください(^^)

 

ドア・イン・ザ・フェイス・テクニックとは

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”fm-sachi.jpg” name=”うんちく王のさっちゃん”]ドア・イン・ザ・フェイス・テクニックという名前の由来は、” shut the door in the face (門前払いする) ”という英熟語からきているとのことです

「 門前払いされるくらい高い要求を先に出し、当然のごとく断られたときに、すっと小さな要求に帰ると、聞いてもらいやすくなる 」という人間心理(返報性の原理)を漬け込むテクニックです[/speech_bubble]

 

例えば、あなたが近しい関係の人にプラダのバック(ここでは10万円と想定)を要求したいとします。

 

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”fm-yukari.jpg” name=”ゆかりさん”]プラダのバッグが欲しぃ~いっ! [/speech_bubble]

 

いきなりプラダのバックを要求するのではなく、まずはもっと高価なものから交渉を始めます。

(もちろん、断られること前提です)

 

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”fm-yukari.jpg” name=”ゆかりたん”]バーキンが欲しぃ~いっ! [/speech_bubble]

バーキン:ここでは100万円と想定

 

[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”masuda.jpg” name=”高血圧でキレやすいイカリくん”]なぁに言ってんじゃおらぁぁぁあああああああ!!!(# ゚Д゚) [/speech_bubble]

[speech_bubble type=”std” subtype=”L2″ icon=”fm-keiko.jpg” name=”美人で明るいけいこ”]怒りすぎ怒りすぎ[/speech_bubble]

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”fm-yukari.jpg” name=”ゆかりさん”]じゃあ次の記念日にプラダのバッグ買って![/speech_bubble]

[speech_bubble type=”std” subtype=”R2″ icon=”masuda.jpg” name=”高血圧でキレやすいイカリくん”] むむむ・・・(-_-)[/speech_bubble]

[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”masuda.jpg” name=”高血圧でキレやすいイカリくん”] わかった、考えとくよ(-_-)[/speech_bubble]

 

このように少しずつハードルを低くしていきます。

自分が先に譲歩することにより、相手にも譲歩させることから「 譲歩的依頼法 」とも呼ばれます。

詐欺師が得意とする有名な心理テクニックです。

 

恋愛での例

ドア・イン・ザ・フェイス・テクニックを、恋愛で使う会話例を見てみましょう。

 

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”raito1.jpg” name=”らいとくん”]そこのお姉さん、オレと付き合って! [/speech_bubble]

[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”fm-keiko.jpg” name=”美人で明るいけいこさん”]えっ、もしかして私に話し掛けてます?

無理。ごめんなさい [/speech_bubble]

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”raito1.jpg” name=”らいとくん”]じゃあ一度でいいからデートして![/speech_bubble]

[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”fm-keiko.jpg” name=”美人で明るいけいこさん”]それもイヤです。ごめんなさい[/speech_bubble]

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”raito1.jpg” name=”らいとくん”]じゃあ友達でもいい!お願い!! [/speech_bubble]

[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”fm-keiko.jpg” name=”美人で明るいけいこさん”]今はそれも考えられないです

だって、まだあなたのことをよく存じ上げませんので[/speech_bubble]

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”raito1.jpg” name=”らいとくん”]わかった!じゃあまたどこかでタイミングあったらその時は仲良くして! [/speech_bubble]

[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”fm-keiko.jpg” name=”美人で明るいけいこさん”]うん、そうですね

その時は是非・・・[/speech_bubble]

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”raito1.jpg” name=”らいとくん”]LINEも聞いといていいですか? [/speech_bubble]

[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”fm-keiko.jpg” name=”美人で明るいけいこさん”]うん・・わかりました[/speech_bubble]

 

 

最初に「付き合って=恋人になって」と大きな要求からはじめ、徐々に要求を小さくしていくというのがみそです。

相手は「相手がこんなにも譲歩しているのだから、自分も譲歩しないと悪い」という心理 ( 返報性の原理 )になりやすいようです。

説明はシンプルでわかりやすいので、簡単に思う人もいるようです。

しかし、実際にやろうとすると、やっぱりそう簡単にはいかないことが多いです。

また、このテクニックは、要求のやり方によっては、交渉にかなりの時間を費やすことができるので、相手を根負けさせられる可能性があります。

その反面、やりすぎると、嫌われるリスクも存在します。

 

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”fm-keiko.jpg” name=”美人で明るいけいこさん”]さっきの人しつこかった~

LINE教えちゃったけど、ブロックしとこっ♪[/speech_bubble]

 

ドア・イン・ザ・フェイス・テクニックのコツ

この心理テクニックを使う際、「話の着地点をどこに設定するか」ということと、「うまくいかない時の引き際」を設定しておくことをお勧めします。

恋愛のシーンだと、最低限の目標は「今後も連絡をとれる関係になること」が多いと予想されます。

今後も連絡を取ることができれば、単純接触効果も期待できます。

恋愛テクニック! ザイアンスの法則 (単純接触効果) を活用し、気になる人と仲良くなる | フルマガネちゃんねる

 

まとめ

この心理テクニックは、恋愛以外でも様々な分野で「交渉術」として活用できます。

創意工夫を凝らせば応用はいくらでも利きますし、他の恋愛心理テクニックとうまく合わされば、効果は抜群です。

しかし、前述したとおり、このテクニックは一歩間違えると、相手の怒りを買う恐れがあります。

また、現場では想定外の事態(相手の反応が予想以上に悪い等)も起こり得ます。

その時に、どう対応するのかも、考えどころです。

そう考えるとやはり、それほど簡単に活用できるものでもないかもしれません。

経験を重ねれば、誰もが習得が可能です。

しかし、慣れるまではうまくいかない可能性を考慮に入れ、嫌われても構わない相手などで、試してみることをお勧めします。

余談ですが、こういった恋愛テクニックは気楽な気持ちでやるほうがうまくいくものです。

 

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”raito1.jpg” name=”らいとくん”]うまくいけばラッキー [/speech_bubble]

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”raito1.jpg” name=”らいとくん”]あれ、さっきの女性、LINE繋がらない(^^; [/speech_bubble]

 

恋愛は、うまくいくときはいくし、いかないときはいかない、そんなものです。

「気楽に」「根気よく」続けましょう。

今回のこの、「 ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック 」も、まずは軽い気持ちで試してみて下さい。

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